ノーベル賞 エピソード 評価


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ノーベル賞のエピソードと評価

ノーベルの遺言により、平和賞の選定はスウェーデンの機関ではなくノルウェー国会に委任されています。ノーベル賞授与式も、平和賞のみがノルウェーで行われます。
理由は諸説ありはっきりとはしませんが、当時のスウェーデンとノルウェーは同君連合(君主制の国家同士の連合)を組んでいたこと、またノルウェーは平和を探求する方針を国際的に表明していたこと、なども理由とあげられています。

数学にノーベル賞が存在しないのは、ノーベルが知人の数学者を嫌っていたためなど諸説あります。また、文学以外の芸術に対する賞がないのは、ノーベルの関心が向けられなかったからといわれています。経済学賞が創設されたのは、ノーベルの経営者としての才覚を評価したからと言われています。

クリスティアーン・エイクマンがビタミンB1の発見によって生理学・医学賞を受賞していますが、エイクマンは米ぬかの中に脚気の治癒に効果のある栄養素(ビタミン)の存在を示唆したにすぎず、実際にその栄養素をオリザニン(ビタミンB1)として分離・抽出し発見したのは鈴木梅太郎であるといわれています。

ヨハネス・フィビゲルが寄生虫によるガン発生を唱えて生理学・医学賞を受賞していますが、同時期に刺激説を唱えていた山極勝三郎が受賞を逃しています。後年、フィビゲルの説は限定的なものであるとして覆され、今日のガン研究はすべて山極の研究に拠っているというのが、学界の一般的な評価です。

アントニオ・エガス・モニスはロボトミー手術で受賞し、その手法はアメリカと日本では広く普及しましたが、効果が限定的であるにも関わらず、副作用や事故も多く、向精神薬が発達したこともあり、現在では臨床で使われることはありません。モニス自身も実験的な手術を行っただけで、臨床に導入してはいないのです。

文学賞は西側の文化や主張を取り入れた作品が多く受賞したので批判がありました。近年是正されていますが、大陸持ち回りとの批判が出ています。
文学賞は歴史書や哲学書も受賞したことがありましたが、イギリス元首相ウィンストン・チャーチルの「第二次世界大戦回顧録」の受賞が選考対象の定義をめぐって論争になり、これ以降は純文学に限るとしています。

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