ノーベル賞 授与


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ノーベル賞で授与されるもの

受賞者へは賞状とメダルと賞金が与えられます。
受賞者に与えられる賞金の原資は、ノーベルの遺産をその遺言に基づいてノーベル財団が運営しています。
ただし、「経済学賞」だけは1968年に設立されたもので、その原資はスウェーデン国立銀行の基金によります。そのため、この賞は正式名称を「アルフレッド・ノーベルを記念した経済学におけるスウェーデン国立銀行賞」としており、厳密にはノーベル賞には含めない場合もあります。

2001年から現在までのノーベル賞の受賞者に与えられる賞金額は1,000万スウェーデン・クローナ(約1億円)です。
受賞者が2人(団体)の場合は全賞金を折半します。受賞者が3人(団体)の場合は、「1人ずつが単独の研究による受賞」「3人の共同研究による受賞」であれば1/3ずつ分けられ、「1人が単独、2人が共同研究による受賞」であれば単独受賞の人物が1/2、共同受賞の2人が残りの1/2(1人あたり1/4)を得る形になります。

受賞時に渡されるメダルは1902年から使用され、ノーベル財団によって商標登録されています。
メダルには表面にアルフレッド・ノーベルの肖像(横顔)と生没年が記されています。
1980年以前のメダルは24Kの純金であったが、落としただけで曲がってしまったり、傷がつきやすいということもあって、現在では18Kを基材として、24Kでメッキした金メダルが使用されている。重量は約200g、直径約6.6cm。
メダルのレプリカは、受賞者本人が上限を3個として作成することが許可されています。

日本人がノーベル賞受賞に際して受け取った賞金は、日本では所得税法に基づき非課税となります。ただし、経済学賞の賞金については課税されます。

これは湯川秀樹がノーベル賞を受賞した時、賞金に課税されることに世論の反発が起こり、1949年に、学術、技芸、慈善その他文化的又は社会的貢献を表彰するものとして交付する報奨金品に対しては非課税とすると、所得税法が改正された結果です。

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